続・ALPINAのレストア！～～ 誰も教えてくれない事！ ～～

こんにちは、　E30 　おやじ　です。

続・ALPINA　の、レストアです。

今回、行った作業は、リターン・バルブ　＋　非常に大切な「シール」交換です。

ALPINA　C2/２．５の、リターン・バルブは、

その後のモデルと形状が多少違います。（ご注意を）

部品番号　：３４３３－１１５４－７７１　価格は、￥９，００９－（税込み）

今回は、S/O扱いで、届くのを待っていました。

さて、今まで付いていた物は、新車時のものです。

新車時の物は、カバーが無く劣化しやすいようですが、

今回の部品には、外側に包み込むように、カバーが装着されていて、

劣化しにくいようです！

（ホースのクランプが、カシメタイプで、ホースも初期物でしたので）

随分長い間使われてきた物です。リターン・バルブは、初期の物。

経年劣化で、少しホースなどを、いじりますと、時に割れてしまい、

ブレーキが効かない状況になります。　（走れなくなります！）

ですから、ホース交換・シール交換の時には、

古いものは、一緒に交換をお薦めします。

どうせ、交換するのであれば、ホースの取り回しにも、気を使い！

今回、このホースを使用する事にしました。

これを使用したほうが、違和感無く！装着できるからです。

参考に、一般的なホースを、一緒に撮影しておきましたので、比較してください。

交換前と、交換後の画像を御覧下さい。

ホースにも無駄な力が、かからない様に取り回す事が出来ました。

さて、今回一番重要なのは、

この「シール」の交換が一番効果が有る！

マスターバックからのホースへの、繋ぎやくをしています、

この「シール」の劣化により、エアー漏れの原因はこれです！

その他、先程　話しました新車時からホースのカシメ部分からの

エアー漏れが、原因なのです。

★重要（誰も教えてくれない事）です！★

よくこんな話をする方がいらっしゃいます。

「ブレーキが新車時のような、ローターに、食いつく感じが、

どうしても最近無いが？」とか、「ブレーキのOH（オーバーホール）をしたが、

タッチが良くない？」など、ご不満なオーナーの話を聞きますが、

その殆んどが、この部分を見落とされているからです！

過去に、こんなE30オーナーが、車を持ち込まれてきました。

「ブレーキが利かないので、ローター＆パッドの交換を全てやったが、

直らないので、直ぐに、キャリパーのO/Hと、

ブレーキホース＆ブレーキOILを全て交換したが、

殆んどブレーキが、利かない」との事で、持ち込まれました。

良く見せて頂きましたが、殆んどのブレーキ関係を全て交換済みでした。

しかし、エンジンルーム内をチェックしていましたら、

マスターバック（ブレーキブスター）からのホースを少し触ると、

「ホースとシール部分が、　緩々　で、エアーが漏れ漏れでした。」

これでは、ブレーキが利くわけが、ありません！

たまたま、店に部品（シール）が、有りましたので、

直ぐに交換しましたら、ガッンと効く様になり、オーナー様は。

ビックリしていました。

笑い話みたいな、本当の話です。

是非、今まで交換していない人や、サーキット走行や、

峠走行など、やられる方には、朗報だと思います。

当店のお客様は、もう殆んどの方が交換済みです！

（５年前から、数十台作業を行いました！）

★ご注意★

E30用のシールは、残念ながら４年前に廃盤になっています。

当店では、BMW純正パーツで、互換性の有る別の物を、

対策品として使用しております。ご紹介します。



これが、E30から外した「シール」です。



E30用（廃盤）　：　部品番号　3433-1154-771

対策用として　：　部品番号　3433-1158-929　価格￥５０４－です。

今日は、誰も教えてくれない事を、ご紹介しました。

是非、良く効くブレーキにして下さいね！　

E30　おやじ　でした。

心を伝える、正統派御用達のE30専門店

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