こんにちは、 E30 おやじ です。
今日は、「 メーター … メーターの、修理 」のお話し!
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まずは、昨日の作業状況から
今回のメーター修理依頼は、 BMW E30 M3 車両のメーターです。
まあ簡単かと、引き受けましたが、メーターの中を開けてビックリです。
オーナー様には、大変申し訳け有りませんが、今までに、メーター修理を
何件もやってきましたが、
今までで、一番難しい修理になりました。
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何故かと言いますと、まず、ギアを修理することは、出来そうですが
何せ、メーター側の基盤にシミ汚れが、大変に気になるのです!
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シミが、恐怖デス! |
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基盤が危ないぞ! |
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基盤が…… |
電気的な信号を受けられるのか、心配です。
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しかし、最善を尽くさなければなりません。
さて、メーターを開けて見ます!
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驚きの固着状態(超~驚き!) |
まず、壊れている 3個 のギアーが、アクリル板に、固着しています。
それと、ギアーの下の、ギアーにも、固着&カスが付着していて、
こんなに、固着しているメーターは、初めてです。
想像ですが、何年も、このままの状態でいたか、何年も寝ていた車両かも?
あくまでも、想像ですので、ご理解ください。
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一つ一つ、バラシテ行きます。
全部の工程で、画像を撮っておきます!(問題の無いように!)
沢山の画像をとっておき、問題が起こった時の為です。
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12コマの小さいギアー
こんな状態です |
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こんな状態にして、
全てクリーニングするところ |
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ギアーの下のギアー
洗浄中の画像 |
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ギアーの下のギア
(右半分洗浄した状態) |
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ギアーの下のギアー!
(今回、薬品により洗浄しました!) |
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古いギアー(歯がこぼれています!) |
全てのギアー & アクリルパネル & ギアーの下のギアー を、
取り出します! 初めに ギアーの下のギアーの、カスや油分による
汚れと、固着しているカスの撤去を行います!
特殊な薬品により、綺麗に洗い、カスが残っていないか確認!
少しでもカスが残っていますと、動かなくなります。
続いて、シャフト(ギアーの中央部)の洗浄、続いて、新しいギアーの
装着、微調整、確認、 続いて、アクリル板の油脂分を取り除き、
最終の段階で、組み込み、完成デス(メーター側のみ)
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これが!ギアーの下の
ギアーです!クリーニング後の状態 |
新しいギアー装着と、
右横に外されたギアーが
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新しいギアーが装着され、
メーター側の修理は完了! |
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続いて、メーター本体に組み付けますが、全てクリーニングと、接点の確認、
その後、メーター側のスクリュービス(9本)を、適切な均等トルクで、
締め付けます。(ドライバーではなく、レンチにて行います。)
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クリーニング前 |
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クリーニング後は、こんなに綺麗に! |
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基盤も汚れが |
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アクリルカバーは、
こんなにも、汚れています! |
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アクリルカバーの磨き、完了 |
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ずべて完了 |
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クリーニング前 |
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クリーニング後 |
組みあがりましたら、メーターのアクリルパネル や、
裏側のパネル、全てをクリーニングします。
それで、終了となりますが、簡単な順番ですが、神経を使う
作業です。持つところを間違えたりしますと、壊す原因になりますので、
神経を集中して、作業を行いました。
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ただ、初めにも言いましたが、ギアーの修理は完了しましたが、
さて、車両に装着して、実際に作動するのかが、大変に心配です。
本日、依頼を頂きましたワークスより電話が有り、
「 バッチリ!動いています!」と、
先程、連絡が有り、一安心です!
良かった!その一言です!
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現在、他にも メーターが何台か入庫していますが、
長期戦のメーターばかりで、少々 悩んでおります。 (笑)
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今日は、「 メーター…メーターの、修理が沢山?! 」を、お送りしました。
次回は、たまには、 「 E30 検定問題(メーター編) 」を、
出題しようかな!と思っております。お楽しみに!
では、また E30 おやじ でした。
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